シャンプーの種類や成分・効能などまとめ【随時更新・引用歓迎】

シャンプーの種類や成分・効能などまとめ【随時更新・引用歓迎】

シャンプーを探すうえで気になるのが含まれる成分とその効能
成分表を見ても長いカタカナやら英語やらがずらずらと並んでいて、よくわからないんですよね(汗)

ということで、今回はシャンプーの種類や含まれる成分、そして気になる効能などについてまとめてみたいと思います。



はじめに

本記事は色々な製品と出会い、そこで発見したことなどがあれば、随時追記していきます。
なお、本記事の内容について、サイトやブログなどへの引用も大歓迎です。
その際には引用元として本記事へのリンク掲載をお願いします。

シャンプーの種類

シャンプーはこの世の中に星の数ほどの種類があります。
それらは大きく3つに分類されます。

  • アミノ酸系シャンプー
    洗浄成分である界面活性剤にアミノ酸を使用している種類のシャンプー。
    アミノ酸とは人体を構成しているタンパク質の主成分のことで人間にとってなくてはならない成分です。
    そんな理由から髪や頭皮に優しいシャンプーであると言えます。
    主な製品チャップアップ(CHAPUP)シャンプー
  • 高級アルコール系シャンプー
    界面活性剤に石油由来の成分を使用していることが多く、強い洗浄力が特徴のシャンプー。
    現行、薬局やスーパーなどで多く販売されているのがこのアルコール系。
    頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうので、皮脂の過剰分泌に繋がる可能性もあり注意が必要です。
    主な製品クリア フォーメン トータルケア(CLEAR)
  • 石鹸系シャンプー
    天然由来の成分で作られているシャンプー。
    敏感肌の方やアレルギー体質の方におすすめの安全性が高さが特徴です。
    石鹸で洗髪したときのように洗いあがりがキシキシする場合があり、髪のごわつきが気になる方にはあまりおすすめできません。
    主な製品無添加せっけん シャンプー(ミヨシ石鹸)

種類ごとの特徴

それぞれの特徴について表にまとめてみます。

項目 アミノ酸系 高級アルコール系 石鹸系
頭皮への優しさ
洗浄力の強さ
洗いあがりの良さ
価格

価格面以外においては頭皮や髪にやさしいアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。
石鹸系は洗いあがりに難がありますが、コンディショナーやリンスと組み合わせることで、その弱点を補うことができます。
コンディショナーやリンスは髪の表面に油膜を作るので、髪のきしみやごわつきを低減してくれます。
頭皮の爽快感としては石鹸系シャンプーの方が強いという声もあり、これには肌質や肌の強さなどの相性もあると思います。



種類の見分け方

各メーカーから発売されているシャンプーにおいてはどの種類の製品なのかという表記が基本的にはありません。
ですので、パッケージ表面に記載されている「髪に良い」や「頭皮にやさしい」などの売り文句を見て、購入の判断をしている方も少なくないと思います。

シャンプーには上記の通り種類があり、それぞれ特徴があります。
今、自分が使っているシャンプーはどの種類のシャンプーなのか。
これから買おうとしているシャンプーは自分に合った製品なのか。
それは界面活性剤として使用されている成分を見れば判断がつきます。

界面活性剤とは

界面活性剤は1つの分子中に「水になじみやすい”親水性”」と「油になじみやすい”親油性”」の2つの部分を持っています。この特殊な分子が水と油という本来溶け合わないものの間を取り持って溶けたような状態をつくります。
この性質を利用し、皮脂の汚れを落としたり、ヘアクリームなどにおいては水と油を混ぜ合わせたりしています。

以下、界面活性剤として使用されている主な成分をシャンプーの種類ごとに分類してみましたので、製品パッケージの裏面に記載されている成分表示を確認してみてください。

シャンプーの種類 界面活性剤の成分
アミノ酸系 ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNa、ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルメチルアラニンNa、ラウラミノプロピオン酸Na、ラウリミノジプロピオン酸Na、ラウロイルアスパラギン酸Na、コカミドプロピルベタイン など
高級アルコール系 ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸塩、側鎖アルキルベンゼンスルホン酸Na(ABS)、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸Na(LAS)、オレフィン(C12-C14)スルホン酸Na など
石鹸系 ラウリン酸Na、オレイン酸Na、ステアリン酸Na、脂肪酸Na、脂肪酸カリウム、石けん用素地 など

他にもたくさんありますが、代表的なものを挙げてみました。
大まかな覚え方としてはこうなると思います。

  • アミノ酸系:「ココイル〜」「ラウロイル~」「メチルアラニン~」「~ペタイン」「コミカド~」
  • 高級アルコール系:「~硫酸」「スルホン酸~」「~アルキル」
  • 石鹸系:大抵「石けん」の表記あり

成分の混在

界面活性剤としてアミノ酸系の成分に高級アルコール系の成分を混ぜて洗浄力を強くしている製品もあります。
この場合、製品としてはアミノ酸系シャンプーとうたっていますが、純粋なアミノ酸系ではありません。

また、成分表で成分を見ても、その分量までは記載がありません。
このように界面活性剤の成分が混在している製品は髪や頭皮への影響を成分表のみでは判断できないので注意が必要です。



まとめ

シャンプーの種類と成分、その効能などについてまとめてみました。

混在という形もあるので単純には分別できないところですが、髪や頭皮を大切にしたいのであれば、高級アルコール系に属するシャンプーは避けることをおすすめします。

特に頭皮環境は崩れだすとなかなか立ち直ってくれません。
フケやかゆみ、抜け毛などの症状が出だしたら、それこそシャンプーを変えるくらいの対策では済まなくなるのです。

一番のおすすめはアミノ酸系シャンプーですが、石鹸系シャンプーも洗いあがりの悪さを改善した良い製品が出ています。
関連として過去に「髪・頭の臭い対策」について書いた記事があり、アミノ酸系と石鹸系シャンプーのおすすめ製品をご紹介していますので、よろしければそちらもご参照ください。

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